VirtualBoxのホストオンリーアダプターを有効にする方法
ホストOS側の設定
VirtualBox Host-Only Ethernet Adapterの作成
全体を通して1回だけ必要な作業
2回目以降の仮想マシンを作成するときはVirtualBox Host-Only Ethernet Adapterの作成は不要
Network Managerを開く
Oracle VM VirtualBox マネージャー
で
ファイル
> ツール
> Network Manager
を開く
VirtualBox Host-Only Ethernet Adapterを作成する
作成
ボタンから
VirtualBox Host-Only Ethernet Adapter
を作成する
手動でIPv4アドレスを設定
アダプターを手動で設定
を選択
IPv4 Address
に192.168.100.1
を設定
IPv4 ネットマスク
に255.255.255.0
を設定
DHCPサーバー
は無効
にする
IPv4 Address
とIPv4 ネットマスク
は別の値でも可
ホストOSとゲストOSの間でしか使われないIPアドレスなので自由に設定していい
ホストOSの実IPアドレスのネットワークとだけかぶらないように注意
ゲストOS(VirtualBox マネージャー)側の作業
Oracle VM VirtualBox マネージャー
で
ネットワーク アダプター2
にホストオンリーアダプター
を割り当て
詳細は下記を参照
ネットワーク アダプター2の追加
ゲストOS(CentOS)側の作業
ネットワークデバイスの状態を確認
nmcli device status
- 実行結果
enp0s3 ethernet connected enp0s3 enp0s8 ethernet disconnected --
VirtualBoxでネットワークにNAT
とホストオンリーアダプター
を設定している場合
enp0s3
がネットワークアダプター1(NAT)
enp0s8
がネットワークアダプター2(ホストオンリーアダプター)
のような対応関係になっている
enp0s8
がdisconnected
となっている場合、ホストオンリーアダプター
との接続が機能していない
コネクションの確認
nmcli connection show
- 実行結果
NAME UUID TYPE DEVICE enp0s3 xxx-xx-xx-xxx ethernet enp0s3 enp0s8 yyy-yy-yy-yyy ethernet --
enp0s8
のDEVICE
が–
となっている
うまく作動していないので一旦コネクションを削除して、再作成する
enp0s8のコネクションを削除
nmcli connection delete enp0s8
上記のコマンドにより、enp0s8
のコネクションが削除される
enp0s8のコネクションを新規作成
nmcli connection add type ethernet ifname enp0s8 con-name enp0s8
enp0s8にIPアドレスを設定
nmcli connection modify enp0s8 ipv4.method manual ipv4.addresses 192.168.100.2/24
enp0s8
のネットワークで、IPアドレス(v4)を192.168.100.2
に設定
IPアドレスは各自の環境に合わせて設定する
VirtualBoxを使用している場合
ホストOSのVirtualBox Host-Only Network
のIPアドレスが192.168.100.1
ならば
enp0s8
には192.168.100.2
~192.168.100.254
の間で好きなIPを設定できる
ネットワークデバイスの状態を再確認
nmcli device status
- 実行結果
enp0s3 ethernet connected enp0s3 enp0s8 ethernet connected enp0s8
IPアドレスを設定したことにより
enp0s8
がdisconnected
からconnected
に変わっていればOK
最初はconnecting(getting IP configuration)
という表示になるが
しばらく時間を置いてから再度nmcli device status
を実行するとconnected
に表示が変わるはず