phpMyAdminのインストールと設定

yum list installed | grep phpMyAdmin

何も表示されなければ、phpMyAdminがインストールされていない

最新のphpMyAdminをインストールにはremiremi-php74というリポジトリが必要になる

下記を参考にremiリポジトリの有無を確認し、ない場合はremiをインストールする
PHPインストール用にリポジトリをインストールする方法

yum install --enablerepo=remi,remi-php74 phpMyAdmin -y

–enablerepoオプションでremi,remi-php74を指定する。
remiremi-php74単独ではなく、remi,remi-php74の両方指定が必要

phpMyAdmin5.1remiの方に入っていて
phpMyAdmin5.1の前提となる細かいパッケージはremi-php74の方に入っていて
みたいな複雑な依存関係になっている
remi,remi-php74の両方を指定すると、両者から必要なパッケージを自動的に選択してくれる

phpMyAdmin公式・Downloadsから、最新版のバージョンがいくつなのか確認できる

mysql -u root -p < /usr/share/phpMyAdmin/sql/create_tables.sql

/usr/share/phpMyAdmin/sqlディレクトリにある
create_tables.sqlというファイルに書かれたSQLコマンド群をmysqlで実行する。

/usr/share/phpMyAdmin/sql/create_tables.sqlは、phpMyAdminをインストールしたときに自動的に生成されたファイル

mysql -u root -p

mysqlにログイン


MariaDB [(none)]> SHOW DATABASES;
実行結果
+--------------------+
| Database           |
+--------------------+
| information_schema |
| mysql              |
| performance_schema |
| phpmyadmin         |
| sys                |
+--------------------+

phpmyadminという名前のデータベースが作成されていることが確認できる

vi /etc/php.ini

/etc/php.ini
というファイルの
;session.save_path = “/tmp”
の部分を
session.save_path = “/var/lib/php/session”
に書き換え

nginxでphpMyAdminへアクセスできるように権限を設定

chown -R nginx:nginx /var/lib/phpMyAdmin

chgrp -R nginx /var/lib/php/session
chgrp -R nginx /etc/phpMyAdmin

/var/lib/phpMyAdminのデフォルトの所有者はapache:apache
これをnginx:nginxに変更する

/var/lib/php/sessionのデフォルトの所有者はroot:apache
これをroot:nginxに変更する

/etc/phpMyAdminのデフォルトの所有者はroot:apache
これをroot:nginxに変更する

systemctl restart php-fpm

php.iniへの変更を反映させるために、php-fpmサービスを再起動

vi /etc/nginx/conf.d/phpmyadmin.conf

/etc/nginx/conf.dディレクトリに
phpmyadmin.confというファイルを新規作成

phpmyadmin.conf
server {
    listen      80;
    server_name phpmyadmin.example.com;
    root        /usr/share/phpMyAdmin;

    allow 127.0.0.1;
    allow 192.168.1.2;
    deny all;

    location / {
        index index.php;
    }

    location ~ \.php$ {
        include       fastcgi_params;
        fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $document_root$fastcgi_script_name;
        fastcgi_pass  unix:/var/run/php-fpm/php-fpm.sock;
    }
}

phpmyadmin.confの中身を上記のように設定

phpmyadmin.example.comの部分は各自の環境に合わせて変更

allowで接続を許可するIPアドレスを限定する
(自宅や社内などからしかphpMyAdminへ接続できないようにする)

deny all;により
allowで設定したIPアドレス以外は全禁止にする

systemctl restart nginx

phpmyadmin.confの設定を反映させるために、nginxを再起動。

DNSまたはhostsへの設定を行い、
phpmyadmin.example.comのようなドメインから
サーバーのIPアドレスが解決できるように設定する

ブラウザから
http://phpmyadmin.example.com
のようなURLへアクセス

phpMyAdminへようこそという画面が表示されればOK

phpMyAdminでバックアップ対象のデータベース(wp_example)を選択、
エクスポートタブをクリック。

エクスポート方法: 詳細 - 可能なオプションをすべて表示

生成オプション > 追加コマンド

CREATE DATABASE / USE コマンドを追加する: チェックする
DROP TABLE / VIEW / PROCEDURE / FUNCTION / EVENT / TRIGGER コマンドを追加する: チェックする

それ以外の項目はデフォルトのままにしておく。

実行ボタンをクリック。

wp_example.sqlのようなファイルがダウンロードされる。

  • 最終更新: 2023/05/19 16:45