DokuWikiバグ・没設定
markdown plugin をインストール
DokuWikiの記法はmarkdownとは別物。
markdown pluginを入れるとmarkdown記法が使えるようになる。
ただし、markdown完全再現ではなく、一部使えない記法もある。
markdown pluginバグあり(2021/7/1現在)
markdowku Plugin(利用可能バージョン: 2020-06-06)は、
Dokuwiki “Hogfather”(2020-07-29リリース)に対応していない。
markdowku Pluginをインストールした瞬間にページが表示できなくなるので注意。
管理画面すら開けなくなるので復旧に苦労する。
Error while trying to use the following icon from the Manifest
エラーの内容
Chromeのデベロッパーツールで、Consoleに下記のようなエラーが表示される。
Error while trying to use the following icon from the Manifest: https://example.com/_media/wiki/dokuwiki.svg (Download error or resource isn't a valid image)
エラーの原因
dokuwiki.svgというファイルを表示しようとしてエラーになっている。
(dokuwiki.svgはアイコン画像のファイル。DokuWikiをインストールすると初めからあるファイル。)
DokuWikiのデフォルトの設定ではsvgの表示を禁止している。
エラー回避方法1(svgを許可する)
svgの表示を許可してやればエラーは出なくなる。
ただし、svgを許可するとセキュリティのリスクがあるのでおすすめしない。
ハッキングの手法としてjavascriptのコードをsvgに偽装するものがある。
悪意のあるコードをメディアマネージャーからアップロードされ、サイトを乗っ取られたり、パスワードを盗まれたりする危険性がある。
svgを表示可能か確認する
ブラウザに直接
https://example.com/_media/wiki/dokuwiki.svg
のようなURLを打ち込み、dokuwiki.svgが表示可能か確認。
svgが禁止されている場合は、画像が表示されずにダウンロードになる。
svgの表示を許可する
cd /home/user1/Dokuwiki/xxx/ vi conf/mime.local.conf
mime.local.confを新規作成する。
- mime.local.conf
svg image/svg+xml
mime.local.confに上記を書き込む。
再度、svgを表示可能か確認する
https://example.com/_media/wiki/dokuwiki.svg
にアクセスすると、画像が表示されるようになっている。
(画像が表示されずダウンロードになる場合はキャッシュが原因。ブラウザのキャッシュを削除すると新設定が反映する)
Error while trying to use the following icon from the Manifest: https://example.com/_media/wiki/dokuwiki.svg (Download error or resource isn't a valid image)
というエラーも表示されなくなる。
エラー回避方法2(svgを削除する)
メディアマネージャーからwiki:dokuwiki.svgを削除する。
dokuwiki.svgは、アイコン用の画像。
apple-touch-icon.pngなどをアップロードすれば、dokuwiki.svgは不要。
dokuwiki.svgを削除すれば、
Error while trying to use the following icon from the Manifest: https://example.com/_media/wiki/dokuwiki.svg (Download error or resource isn't a valid image)
というエラーは表示されなくなる。
svgを許可する方法よりも、こちらの方法の方がおすすめ。
DokuWikiをバックアップする(confとdataだけ)
DokuWiki公式・DokuWiki のバックアップ方法によると、
confとdataのディレクトリさえバックアップしておけばOKみたいな書き方がしてある。
しかし、confとdataからリストアするには煩雑な作業が必要になる。
DokuWikiのプロジェクトルートを丸ごとバックアップしておいた方がいい。
confとdataからリストアするときの注意点
DokuWikiインストール用の.tgzを解凍。
confとdataディレクトリをバックアップしておいたものに置き換え。
しかし、ページが表示されない。
confをリストアしたせいで、Bootstrap3 Templateを使用する設定になっているが、テンプレート本体がインストールされていない。
手動でテンプレートをインストールすれば動きそうだが、レイアウトが崩れてしまい管理画面を操作できない。
lib/pluginsとlib/stylesをバックアップしておけばBootstrap3 Templateも復旧できたかもしれない。
しかし、他にも必要なデータがあるかもしれないので、libディレクトリを丸ごとバックアップした方がいいかも?
とりあえず、confとdataをリストアしただけでは動かないことは覚えておいた方がいい。
更新通知を受け取る方法
ページが編集されたときに管理者宛てにメールが送信されるように設定しておく。
管理 > サイト設定
| 通知設定 | |
|---|---|
| notify 変更を常に通知する送信先メールアドレス | xxx@gmail.com |
| registernotify 新規ユーザー登録を常に通知する送信先メールアドレス | xxx@gmail.com |
普段使いのメールアドレスを設定する。
ページが編集されたときと、
新規にユーザー登録が発生したときにメールが届く。
自分でwikiのページを編集したときなどにもいちいちメールがくる。
Gmailのフィルタ機能で、自分のIPアドレスからの編集はゴミ箱に直行するように設定しておくと、
他人が編集を行ったときだけ気づけるので分かりやすい。
大量のメール送信が発生し過ぎて、
SMTP側でスパム認定されてしまった。
notifyとregisternotifyを空欄に戻した。
Imagebox Plugin
画像にキャプションをつけるため
Imagebox Plugin
をインストール。
[{{ImagePath|Caption}}]
という書き方でキャプションが表示されるように。
しかし、キャプションは表示されるが、
imageタグのalt属性が設定されないので不採用。
デフォルトでは、
{{ImagePath|Caption}}
という書き方をしたときに、Captionの部分がalt属性になる。
Imagereference Plugin
画像にキャプションをつけるため
IImagereference Plugin
をインストール。
<imgcaption label|Caption>{{ImagePath|Alt}}</imgcaption>
という書き方でキャプションやalt属性が表示されるように。
しかし、キャプションとは別に、画像ごとに一意のラベルを設定しないといけないのが面倒。
図1のような表示が邪魔なので不採用。
DokuWikiで画像にキャプションをつける方法
caption Pluginを使うことにしたので、<html>タグを使う書き方は没に。
<html>
<figure class='figcenter'>
</html>
{{ https://xxxxx/xxx.jpg?nolink |キャプション}}
<html>
<figcaption>キャプション</figcaption>
</figure>
</html>
上記のような書き方をすると画像にキャプションをつけられる。
解説1(DokuWikiデフォルトのキャプション
{{ https://xxxxx/xxx.jpg?nolink |キャプション}}
こういう書き方をすると画像を表示できる。
画像にマウスカーソルを合わせるとキャプションという文字がポップアップで表示される。
解説2(figureとfigcaptionタグ)
<figure class='figcenter'> <img src='https://xxxxx/xxx.jpg'> <figcaption>キャプション</figcaption> </figure>
HTMLでは、上記のような書き方をすると、画像の下にキャプションという表示を出すことができる。
解説3(DokuWikiのhtmlタグ)
DokuWikiでは、<html></html>で囲んだ範囲はHTMLのタグとして解釈される。
画像のキャプションを中央表示にするCSS
.figcenter {
text-align: center;
}
画像やキャプションを中央寄せするためのCSS。
画像とキャプションの親要素にclass=“figcenter”をつける。