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MariaDB(MySQL)
MariaDBはMySQL派生のデータベースシステム。
MySQLとは互換性がある。
内部の実装はともかく、DBを利用する側から見ればMySQLとMariaDBは99%同じものと考えていい。
たとえば、WordPressのインストール要件にMySQLと書かれているような場合は、純正のMySQLだけでなくMariaDBも使える。
むしろ、MariaDBの方が性能が良いので、普通はMariaDBを使う。
Windows環境でXAMPPなどを使っている人も多いと思うが、
XAMPPに同梱されているMySQLは、MariaDBである。
MariaDBをインストール・設定する方法
MariaDB(MySQL)のインストールと初期設定についてのまとめ。
phpMyAdminをインストール・設定する方法
MariaDB(MySQL)の管理ツールphpMyAdminを使えるようにする。
MySQLの使い方
MariaDBのインストールと初期設定完了後、
運用で使うコマンドなどのまとめ。
MYSQLDUMPの使い方
ストレージエンジンを確認する方法
ストレージエンジンが
- MyISAM
- InnoDB
など、どれを使っているのかを確認する方法。
MySQLのバージョンにもよるが、デフォルトではInnoDBを使っているはず。
SQLコマンドで確認する。
使用可能なストレージエンジン一覧を表示
SHOW ENGINES;
実際に使用されているストレージエンジンを確認
use information_schema; select table_schema, table_name, engine from tables;
table_schemaはデータベース名。
table_nameはテーブル名。
engineというのが、MyISAMやInnoDBなどの、ストレージエンジン。
MySQLのメモリー関係をチューニング
メモリーの割り当て量を確認
SELECT @@GLOBAL.INNODB_BUFFER_POOL_SIZE/1024/1024;
INNODB_BUFFER_POOL_SIZEのメモリー割当量を確認。
1024で2回割ることで、単位をMBにしている。
メモリーの割り当て量を変更
SET GLOBAL INNODB_BUFFER_POOL_SIZE = 256 * 1024 * 1024;
INNODB_BUFFER_POOL_SIZEのメモリー割当量を256MBに設定。
メモリー割り当てチェック項目
- INNODB_BUFFER_POOL_SIZE
- INNODB_LOG_FILE_SIZE
- READ_BUFFER_SIZE
- SORT_BUFFER_SIZE
- READ_RND_BUFFER_SIZE
SELECT @@GLOBALやSET GLOBALのコマンドで、上記のパラメーターを確認・変更できる。
よくある設定例
元の値
INNODB_BUFFER_POOL_SIZE = 128MB
INNODB_LOG_FILE_SIZE = 96MB
READ_BUFFER_SIZE = 0.125MB
SORT_BUFFER_SIZE = 2MB
READ_RND_BUFFER_SIZE = 0.25MB
変更後の値
INNODB_BUFFER_POOL_SIZE = 256MB
INNODB_LOG_FILE_SIZE = 96MB
READ_BUFFER_SIZE = 1MB
SORT_BUFFER_SIZE = 2MB
READ_RND_BUFFER_SIZE = 4MB
環境にもよるが、デフォルトでは「元の値」くらいの数値になっているので、「変更後の値」くらいに変更する。
INNODB_LOG_FILE_SIZEは読み取り専用
SET GLOBAL INNODB_LOG_FILE_SIZE = 64 * 1024 * 1024;
上記のコマンドはエラーになり、サイズ変更できず。
ERROR 1238 (HY000): Variable 'innodb_log_file_size' is a read only variable