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mariadb [2021/11/05 18:57] techwikimariadb [2023/05/19 20:30] (現在) – [クエリキャッシュの設定を再確認] techwiki
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-======MariaDBMySQL====== +====== MariaDB(MySQL======
 [[https://mariadb.com/kb/ja/mariadb|MariaDB公式]] [[https://mariadb.com/kb/ja/mariadb|MariaDB公式]]
  
-MariaDBはMySQL派生のデータベースシステム+MariaDBはMySQL派生のデータベースシステム
  
-MySQLとは互換性がある +MySQLとは互換性がある 
-内部の実装はともかく、DBを利用する側から見ればMySQLとMariaDBは99%同じものと考えていい+DBを利用する側から見ればMySQLとMariaDBは同じものと考えていい
  
-たとえば、WordPressのインストール要件にMySQLと書かれているような場合は、純正のMySQLだけでなくMariaDBも使える +たとえば、WordPressのインストール要件にMySQLと書かれているような場合は、純正のMySQLだけでなくMariaDBも使える 
-むしろ、MariaDBの方が性能が良いので、普通はMariaDBを使う+むしろ、MariaDBの方が性能が良いので、普通はMariaDBを使う
  
-Windows環境でXAMPPなどを使っている人も多いと思うが +Windows環境でXAMPPなどを使っている人も多いと思うが 
-XAMPPに同梱されているMySQLは、MariaDBである+XAMPPに同梱されているMySQLは、MariaDBである
  
 ===== MariaDBをインストール・設定する方法 ===== ===== MariaDBをインストール・設定する方法 =====
行 18: 行 17:
 [[/mariadb:install|MMariaDBをインストール・設定する方法]] [[/mariadb:install|MMariaDBをインストール・設定する方法]]
  
-MariaDBMySQLのインストールと初期設定についてのまとめ+MariaDB(MySQL)のインストールと初期設定についてのまとめ
  
 =====phpMyAdminをインストール・設定する方法===== =====phpMyAdminをインストール・設定する方法=====
 [[/mariadb:phpmyadmin|phpMyAdminをインストール・設定する方法]] [[/mariadb:phpmyadmin|phpMyAdminをインストール・設定する方法]]
  
-MariaDBMySQLの管理ツールphpMyAdminを使えるようにする+MariaDB(MySQL)の管理ツールphpMyAdminを使えるようにする
 =====MySQLの使い方===== =====MySQLの使い方=====
 [[/mariadb:mysqlの使い方|MySQLの使い方]] [[/mariadb:mysqlの使い方|MySQLの使い方]]
  
-MariaDBのインストールと初期設定完了後 +MariaDBのインストールと初期設定完了後 
-運用で使うコマンドなどのまとめ+運用で使うコマンドなどのまとめ
  
 ===== MYSQLDUMPの使い方 ===== ===== MYSQLDUMPの使い方 =====
行 38: 行 37:
   * MyISAM   * MyISAM
   * InnoDB   * InnoDB
-など、どれを使っているのかを確認する方法+など、どれを使っているのかを確認する方法
  
-MySQLのバージョンにもよるが、デフォルトでは<color #ed1c24>**InnoDB**</color>を使っているはず+MySQLのバージョンにもよるが、デフォルトでは<color #ed1c24>**InnoDB**</color>を使っているはず
  
-SQLコマンドで確認する+SQLコマンドで確認する
  
 ==== 使用可能なストレージエンジン一覧を表示 ==== ==== 使用可能なストレージエンジン一覧を表示 ====
行 55: 行 54:
 </code> </code>
  
-table_schemaはデータベース名 +table_schemaはデータベース名 
-table_nameはテーブル名+table_nameはテーブル名
  
-engineというのが、MyISAMやInnoDBなどの、ストレージエンジン+engineというのが、MyISAMやInnoDBなどの、ストレージエンジン
  
  
行 67: 行 66:
 </code> </code>
  
-INNODB_BUFFER_POOL_SIZEのメモリー割当量を確認+INNODB_BUFFER_POOL_SIZEのメモリー割当量を確認
  
-1024で2回割ることで、単位をMBにしている+1024で2回割ることで、単位をMBにしている
  
 ==== メモリーの割り当て量を変更 ==== ==== メモリーの割り当て量を変更 ====
行 76: 行 75:
 </code> </code>
  
-INNODB_BUFFER_POOL_SIZEのメモリー割当量を256MBに設定+INNODB_BUFFER_POOL_SIZEのメモリー割当量を256MBに設定
  
 ==== メモリー割り当てチェック項目 ==== ==== メモリー割り当てチェック項目 ====
行 85: 行 84:
   * READ_RND_BUFFER_SIZE   * READ_RND_BUFFER_SIZE
  
-''SELECT @@GLOBAL''や''SET GLOBAL''のコマンドで、上記のパラメーターを確認・変更できる+''SELECT @@GLOBAL''や''SET GLOBAL''のコマンドで、上記のパラメーターを確認・変更できる
  
  
行 103: 行 102:
 READ_RND_BUFFER_SIZE = 4MB READ_RND_BUFFER_SIZE = 4MB
  
-環境にもよるが、デフォルトでは「元の値」くらいの数値になっているので、「変更後の値」くらいに変更する+環境にもよるが、デフォルトでは「元の値」くらいの数値になっているので、「変更後の値」くらいに変更する
  
  
行 111: 行 110:
 </code> </code>
  
-上記のコマンドはエラーになり、サイズ変更できず+上記のコマンドはエラーになり、サイズ変更できず
  
 <code> <code>
行 119: 行 118:
  
 ===== クエリキャッシュを設定 ===== ===== クエリキャッシュを設定 =====
-デフォルトではクエリキャッシュは無効になっている+デフォルトではクエリキャッシュは無効になっている
  
-有効化すると、SELECT文の実行結果がキャッシュに保存される +有効化すると、SELECT文の実行結果がキャッシュに保存される 
-同じクエリが発生したときは、DBを参照せずにキャッシュから返すので、レスポンスが速くなる+同じクエリが発生したときは、DBを参照せずにキャッシュから返すので、レスポンスが速くなる
  
 ==== クエリキャッシュの設定を確認 ==== ==== クエリキャッシュの設定を確認 ====
行 129: 行 128:
 </code> </code>
  
-mysqlのコンソールで上記のようなコマンドを打つと、下記のような結果が得られる+mysqlのコンソールで上記のようなコマンドを打つと、下記のような結果が得られる
  
 <code - 実行結果> <code - 実行結果>
行 146: 行 145:
 </code> </code>
  
-''query_cache_type''が''OFF''なので、クエリキャッシュの機能が有効になっていない+''query_cache_type''が''OFF''なので、クエリキャッシュの機能が有効になっていない
  
  
行 164: 行 163:
  
 ''/etc/my.cnf.d''というディレクトリにある ''/etc/my.cnf.d''というディレクトリにある
-''server.cnf''というファイルを開く+''server.cnf''というファイルを開く
  
-''[mysqld]''のセクションには、デフォルトでは何も書かれていない +''[mysqld]''のセクションには、デフォルトでは何も書かれていない 
-''query_cache_size = 64M''と追記することで、クエリキャッシュのサイズを設定できる+''query_cache_size = 64M''と追記することで、クエリキャッシュのサイズを設定できる
  
 ''query_cache_size''のサイズを設定すると、連動して ''query_cache_size''のサイズを設定すると、連動して
-''query_cache_type''の値が''ON''になる+''query_cache_type''の値が''ON''になる
  
 ==== mysqlを再起動 ==== ==== mysqlを再起動 ====
行 176: 行 175:
 systemctl restart mysql systemctl restart mysql
 </code> </code>
-''/etc/my.cnf.d/server.cnf''への変更を反映させるには、mysqlの再起動が必要+''/etc/my.cnf.d/server.cnf''への変更を反映させるには、mysqlの再起動が必要
  
 ==== クエリキャッシュの設定を再確認 ==== ==== クエリキャッシュの設定を再確認 ====
行 198: 行 197:
 </code> </code>
  
-''query_cache_type''が''ON'になっている+''query_cache_type''が''ON''になっている
  
-また、''query_cache_size''が''67108864''になっている+また、''query_cache_size''が''67108864''になっている
  
 67108864 / 1024 / 1024 = 64MB 67108864 / 1024 / 1024 = 64MB
行 209: 行 208:
 </code> </code>
  
-mysqlのコンソールで上記のコマンドを実行すると、下記のような結果が得られる+mysqlのコンソールで上記のコマンドを実行すると、下記のような結果が得られる
  
 <code - 実行結果> <code - 実行結果>
  • 最終更新: 2023/05/19 20:30